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【 Mメーク、15 決着 】

 第二形態の魔獣は第一形態に比べ背中に血管の浮かび上がった羽根を生やし、蒼い角も二本に増えている。第一形態ですら凶悪な成り立ちだったのに第二形態になってその凶暴さにますます拍車がかかったようだ。

 そんな魔獣をダガーがなくても倒す事ができる方法だと。なんだ。それは。

「あれ。由牙さん。気づかなかった? ロココが第二の攻略法をしゃべっていたんだよ。これだけ言ってもまだ気づかないかな。あはっ。君も鈍いね。モブっ子と一緒だよ。ハッキリと言うよ。やっぱりボクの敵じゃないね」

 ロココが第二の攻略法を言っていただと。自分の記憶を頼りにロココがなにを言っていたのかを考えてみた。そんな事を言っていれば聞き逃すはずがない。しかし幾ら記憶をたどってみても見当がつかない。なんだ。分からない。

「冷静な由牙さんらしくないね。ロココは君らにもこう言ってたんでしょ。ボクはその場にいなかったから多分だけどさ」

 そう言った琉宇の顔はなにかを企んでいるかのよう邪悪だった。

 そして似てない物真似を始めロココの発言を再現した。その調子が暗に俺達を小馬鹿にしているようで神経に障った。しかし俺は勝負師だ。そんな言葉には惑わされる事はない。こんな時ほど冷静にだ。

『うむ。普通にも倒せる。が、少なくともレベルが十以上は必要じゃろうな。お主らの前にここを訪れた少年ですら決して魔獣には敵わんよ』

 琉宇よ。その場にいなかっただと。簡単にバレるウソをつくな。ロココの発言を一字一句間違いがなく再現しているぞ。どこかに隠れて聞いていたな。俺達はまったく気づかなかったがな。

 いや、今はそんな事を考えているべき時じゃない。

 そうか。しまった。抜かったぜ。そうだなのだ。ロココは確かに魔獣を倒す方法、つまり琉宇が言う第二の攻略法を明かしていたのだ。一見するとこの発言は決して普通の方法で倒せないかのように思えるが違うのだ。

 裏を返せばレベルが十以上あれば魔獣を倒せると言っているも同じなんだ。

「そうか。分かったぞ。そういう事か」

「そそ。鈍いね。レベルが十以上あればダガーがなくても魔獣は倒せるんだよ。やっと分かった? ボクはレベルを十以上にしてきたのさ。だからここに来るまでに時間がかかったんだよ。でも気づくのが遅いよ。ボクの勝ちッ!」

 そうか。魔獣が第一形態だった時、ヤツが背中に背負った大剣で魔獣を倒そうとした場面で気づくべきだった。あれはやけくそなんかじゃなく実力行使でも魔獣が倒せるという確固たる事実に基づいた行動だったんだ。だからか。抜かった。そうして琉宇の大剣が鈍い音を立てて空気を切り裂き魔獣へと襲いかかる。

 レベルが十を超えた確かな実力に裏打ちされた一撃だった。

 …――琉宇は自分の勝ちを確信した。

 俺はそこで微笑む。

 まだ勝負の決着はついていないぜ。ここからが俺の真骨頂なんだぜ。琉宇よ。その目に俺の戦術を焼き付けろと。そして罠という名のドミノは気弱な小さな花のつぼみを大輪の花へと変化させ気高く咲き誇る。

「琉宇よ。確かによくよく考えられた綿密な戦略と戦術だったな。だがな。俺の方が一枚上手だったようだぜ。俺の罠はここまででワンセットだ」

 タバコを指で弾き捨てる。

「レン。今だ。俺が渡しておいたダガーで魔獣にとどめをさせ。できるだろう?」

「うん。任せておいて先生。蓮花、頑張るよッ!」

 同時に呼応するかのよう蓮花が物陰から飛び出し、俺が手渡しておいたダガーを魔獣へと突き刺す。さしものの凶暴な魔獣も本物の秘剣で刺されてはひとたまりもなかったのだろう。最後に大きな雄叫びをあげると倒れて動かなくなった。

 そう。蓮花が本物である魔獣を倒せるというあのダガーを持っていたのだ。

 それにしも冷や冷やだったぜ。蓮花に任せるのは心臓に悪い。ここでまたこけられでもしたらそれこそ流れはごっそりと琉宇の方にいってしまってただろう。そして俺達の負けは確定しただろうな。

 ま、任せる以上は信じるしかないがな。

 信じた以上、心の中で祈るしかなかったがな。しかし前科がある。本当に心臓に悪いぜ。どうやらこの賭け、最後の最後まで俺達に流れがあったようだな。そして決めるところは決めてくれて嬉しいぜ。

 蓮花、よくやった。

「モブっ子……」

 琉宇は絶句していた。それはそうだろう。蓮花をモブっ子などと断じて舐めてかかっていたんだからな。そしてその舐めていたモブっ子に出し抜かれたのだ。寝耳に水だったんだろうな。

「そういう事だ。まさか気弱で戦いに向いていないレンがあのダガーを持っているとは思わなかっただろう。あまつさえ魔獣にとどめをさすなんてな」

 蓮花の存在。

 それは琉宇にとって心理的な落とし穴だった。気弱で戦いには向いていない蓮花はノーマークだったんだろうな。そんな心理的な落とし穴を巧みに使い最後の最後、雌雄が決するまで罠にハマった事さえ気づかせなかった。それこそが悪魔の罠師の異名を持つ天花由牙の罠だぜ。

「でもじゃ……。由牙さんが持っていた魔獣の第一形態にとどめをさしたダガーはなんだったの。あれも偽物? でもあれで魔獣を倒したじゃないか。第一形態に過ぎなかったけど確かに倒したじゃないか」

 琉宇は信じられないと目を白黒させる。

「甘いな。琉宇。なんで俺達がお前より早く魔獣に遭遇する必要があったのかを考えれば自ずと答えが分かるはずだぜ。なぜだと思う?」

「先生。蓮花が答える」

 蓮花が右手を挙手して割って入ってくる。また調子に乗ってるな。魔獣を無事にしとめ大役の任を果たした事を喜んでいるんだろう。その満面の笑みを見れば一目瞭然だ。やっぱり蓮花は思っている事が素直に顔にでるな。もう慣れてしまって文句を言う気も起こらない。

「なんで琉宇くんより早く魔獣に遭遇する必要があったのか。それはね。魔獣の力を測る為なんだよ。つまりね。己を知りて敵を知れば百戦危うからずなのだ。えへへ」

 彼女は得意そうに鼻頭をこする。

 というか孫子の兵法なんて小難しいものをよく知ってな。いや、知っていたというよりたまたまどこかで目にしたんだろうな。それを知ったかぶって言ったというのが正解だろう。その顔を見れば分かる。本当にやれやれなヤツだぜ。

「レン」

「なに。先生。えへへ。正解?」

 ちょっと考えれば分かるだろう。俺達は魔獣とまともには戦っていない。百戦危うからずもなにもないだろう。ただの一戦もしていないんだからな。

「正解のわけがないだろう。頼むから黙っててくれれ。シリアスな流れが台無しだぜ」

 蓮花の無邪気さにはほとほと困る。俺は蓮花が持つこの独特な雰囲気に知らず知らずの内に惹き込まれ甘くなり、脆くなったんだろうな。俺ともあろうものが情けないぜ。ま、でも成長する可能性もあるし佳しとするか。

「そうか。今、モブっ子が力を測ったと言ったよね。由牙さん、もしかして……」

 琉宇は信じられないと目を見開いている。

「ああ。さすがだな。それだけで察するか。多分、それが正解だぜ」

 俺は低い声で答える。さすがは天才ゲーマーだ。初めて会った時に様々な事象を見通した観察眼は今でも健在なんだな。ま、でも今はその観察眼も辛いだけか。自分自身の負けを確信する為だけに使われているんだからな。

「第一形態である魔獣の体力を測っていたんだね」

「そうだ。一発でとどめをさせる瞬間を見極める為に魔獣の体力に注視した。そして琉宇、お前に体力を削らせたのさ。魔獣が死ぬギリギリまでな」

「そういう事か。やられたよ」

 琉宇は手で目を覆い天を仰いでいる。

 つまり俺の持っていたダガーはこれまた幻術で装飾した偽物だった。その偽物のダガーでも一発で倒せるまで魔獣の体力を琉宇に削らせのだ。そして美味しい所だけをぺろっと頂いた。ゲームなんかでよくあるレベルを上げたいキャラにとどめをささせるあれのちょうど真逆だ。俺はゲームなんかはしないがなんとなくうろ覚えで知っていた。蓮花の孫子のにわか兵法と同じだな。

 そして本来ならばここで蓮花にとどめをささせる予定だった。

 俺は実力行使で倒せるとは思っていなかったからな。ただし琉宇が第二の攻略法を明かすであろうギリギリまで切り札である蓮花の存在を伏せとどめを待った。俺の切れるカードの内で最大の威力を持つであろう切り札で琉宇の隠し持っている第二の攻略法をねじ伏せる為にとどめを待ったのだ。

 少なくとも第二の攻略法がなんなのかそれが分かるまではな。

 そしてそれが功をそうし魔獣の第二形態なるものの存在を知るまでに至った。それはのは来るべくして来た幸運だった。流れを制したものだけが手にする幸運だった。そして第二形態の存在を知った瞬間、流れは完全に俺達のものだと確信したぜ。

 しかし結末の結末まで賭けの連続だったと思うぞ。

「そして由牙さんは魔獣に第二形態がある事も知っていたんだね。じゃないとモブっ子に本物のダガーを渡しておけないからね。いつ知ったの?」

 俺はまたタバコを取りだし火を点ける。

「ボクですらこんな場所の中ボスごときが第二形態を持っているなんてロココに会うまで知らなかったのに。そうか。ロココに聞いたんだね。そうでしょ」

 琉宇が言う。俺は煙を燻らせ口から吐き出し答える。

「残念だが不正解だ。俺はゲームに疎いんだよ。第二形態なんてものは魔獣がその正体を現すまでは存在すら知らなかったよ」

「えっ。でもそれじゃ……」

 琉宇が信じられないとまた黙る。俺の言葉を待っていたのだ。第二形態の存在を知らないのに何故、モブっ子、つまり蓮花にダガーを持たせておいたのか。そしてとどめをささせたのか。それが分からなかったのだ。

「ふふふ。賭けだよ」

「賭け?」

 俺はまた煙を愉しみ一旦、呼吸を置いた後、言葉を紡ぎ出した。

「俺は勝負師だ。賭けて勝つ事が生き甲斐だ。だから賭けた。琉宇、お前が切り札を隠し持ってる方にな。つまりお前が言う第二の攻略法がブラフじゃないって方に賭けたのさ。この勝負の勝敗をな」

「……」

「もちろん俺は分の悪い賭けはしない。勝てるという算段があって初めて賭ける気にもなるんだぜ。悪いが行動は逐一観察させてもらってたよ。そして俺の中で確信したから賭けたんだよ。お前は最後の最後でお前の持ち得る最大の切り札を切ってくるとな」

 琉宇の表情が和らぐ。

「そうか。由牙さんは勝負師だったんだね。そしてボクが第二の攻略法を編み出す事すらも読まれてたって事か。そしてそれがあると踏んで切り札をモブっ子に持たせておいたんだね。ボクが見えない場所に切り札を隠しておいたってわけだ。ボクがボクの切り札を発動するまで……」

「そうだ。それが俺の賭けだ。それに勝って場に出ていた全てをさらえたんだぜ」

 俺は天を仰ぎ煙を吐き出した。これで終わったと勝利を確信しタバコの煙を愉しんだのだ。長かったな。琉宇との博打も。そう思った。

「完敗だよ。認めるよ。あはは。勝てなかった。今までゲームの対戦で誰にも負けなかったこのボクがさ。こんなに悔しいのは初めてだよ」

 琉宇は空を見上げ小さくつぶやいた。

 瞳には悔し涙が滲んでいた。横顔もまた悔しそうで、しかし同時にスッキリとしたように爽やかな笑顔だった。彼はその率直な性格と言動に違わず、最後まで真っ正直で素直だった。しかしそれは不思議と嫌な感じを受けず、逆に好感すら覚えた。

 俺は応えるように笑った。

 いつの間にか曇天だった空の雲が割れ、そこから温かな陽光が幻想的に漏れ伝い俺達を照らし出していた。それはまさに琉宇という名の曇天の空が心を開き、その優しい陽光を見せてくれているようだった。

 そして、あれほどまでに琉宇を嫌っていた蓮花もまた自然な笑顔を見せていた。

15 決着、了。

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【 募集の仕方 】

物書きさん募集中。誰でも簡単に書ける案件です。……じゃ、お前が書けよ。

募集の仕方、了。

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【 Mメーク、14 琉宇の戦略 】

「あはっ。ボクの到着を待っててくれたの? 間抜けだね。せっかくボクより早く魔獣を倒せるチャンスだったのにさ。きゃはっ。後で後悔しても遅いよ」

 琉宇は到着と同時に間の抜けた素っ頓狂な声で俺達を小馬鹿にする。それはまたまともな正論だった。ヤツらしいと言えばヤツらしいな。蓮花に目配せをして隠れてろと合図する。彼女は俺から渡されたものを胸の前で力強く握ると黙って頷き、そして魔獣と俺、そして琉宇から見えない草むらに隠れた。

 琉宇の手にはダガーがある。

 …――魔獣を一発で殺せるという曰く付きのあのダガーが。

「由牙さん。なにを考えているのか知らないけどさ。ボクは君らと違って間抜けじゃないからさ。ちゃんと手を打ってあるんだよ」

「甘いな。お前はすでに俺の罠にハマっているんだぜ」

 勝負師特有の鋭い視線で琉宇を牽制する。牽制でヤツがハッタリをかましたのか否かがハッキリとする。つまりなにか奥の手を隠しているのか、いないのかが分かる。俺に睨まれて、それでも尚、自信を失わないのは勝負師か、それともなにかに裏打ちされた自信があるという事だ。

 睨み続ける。

「えへへ。甘いのはどっちかな。なんでボクがここに遅れて来たのかも知らないでさ。このゲームには、もう一つの攻略法があるんだよ。それすら知らないでさ」

 ……もう一つの攻略法。

 確かにそんなものがあればこの勝負まだどっちに転ぶか分からない。ブラフだと思いたいがヤツの自信満々な態度は少しも色あせなかった。つまりなにかに裏打ちされた自信があるんだろう。ヤツは奥の手を隠している。その奥の手が分からない。知らないまま勝負するのは痛い。が、それでも時は流れていく。

 ヤツにはヤツの言う通り、もう一つの攻略法なる奥の手が存在するんだろう。

 天才ゲーマーか。なんとも面倒くさい相手だ。しかしこれでカードは全て出揃った。今のところ勝負の行方はヤツの方が一歩リードしているといったところだろうか。やっぱり蓮花の軽率な行動が痛かったな。

 ま、それすらも計算の内だがな。

「じゃ、もう一つの攻略法は隠したままでサクッと魔獣を倒しますか。由牙さん達はそこで指をくわえて見ててよ。この勝負、ボクの勝ちだね」

 ヤツの紅く立てた髪が風で揺れる。吊り上がった茶色い瞳に火が灯る。その目は暗殺者のそれだった。やっぱりあいつはゲーマーなんかじゃない。暗殺者だ。いや、ゲーマーなのかもしれないが、それでもヤツの動きは吐く言葉と一緒で冷酷無情な暗殺者のそれだった。

 …――正確無比に相手の急所を射貫くアサシン。

「えへへ。今まで隠していたけどさ。よっとッ」

 ヤツが握る十字架をモチーフにした立派なダガーは魔獣の装甲が一番薄い箇所を適確に突いていく。その動きに一切の無駄はなく、まさに贅肉がはぎ落された美しい工芸品の一端に触れているような錯覚さえ覚える。

 やはりと俺は確信した。

 …――ステータスを見た時、隠されていたヤツのスキルを。

 ヤツが背中に背負った大剣が怪しかったのだ。あんなに小さい体であんなに巨大な剣は扱いづらいだろう。フェイクだ。真にヤツの得意なエモノはダガーなどの短剣。そしてヤツの隠されていたスキルは数々のゲームを攻略する内に身につけたであろうその精密な動きに関係するものだ。

 つまり正確に相手の急所を突く暗殺剣。

 ヤツの動きを見ているとそれがハッキリとした。暗殺剣は敵の寝首をかく剣術だ。敵に悟られればその意味が薄くなり最後には意味がなくなる。ゆえに大剣を背負ってそれを使いこなすかのように見せかけていたんだろう。小さな身体で大剣を扱うというインパクトで敵を油断させる為にな。

 つまり暗殺剣のスキルを持っている事を悟られないようにする為だ。

 今回のこのミッションを勝負の題材に選んだのもロココというノンプレーヤーが持つあのダガーがミッションのキーを握っていたからこそだろう。ダガーこそが琉宇がもっとも得意とする武器なんだからな。その上、いまだ開示すらしていないもう一つの攻略法を隠し持っている強かさ。

 琉宇の行動は精密に計算され尽くしている。

 戦略か……。

 確かに琉宇の緻密な戦略に脱帽の念を禁じ得ない。それだけ綿密に練り上げられた作品とも呼べるような戦略なのだ。しかしな。俺だって戦略の面においても戦術の面においても決して負けてはいないぜ。ここからが本番だ。

 琉宇のダガーが魔獣の急所を捉える。

「これでお終いっと。由牙さん。なにを狙っていたのか知らないけど残念だったね。もうこれ以上はないよ。顔を洗って一昨日出直してきなってね」

 ダガーは確実に魔銃の急所に刺さっていた。

「……甘いな」

 俺は懐に忍ばせておいたタバコを手に取り、マッチで火をつける。そして煙を胸一杯吸い込み、目を細め、ゆっくりと煙を吐き出す。

「あれ? なんで?」

 魔獣は暗殺剣を喰らっても倒れなかった。それどころか、猛り、あの冷酷な息を荒々しく吐き出し、今にも巨大な蒼い角を琉宇に突き立てようとしていた。茫然自失になる琉宇。またタバコを美味そうに吸う俺。

「まだ分からないのか。言っただろうが。お前はすでに俺の罠にハマっていたんだぜ。ゲームをゲームとでしか認識できないような幼稚な思考が敗因なんだぜ」

「……なんでだよ。ボクの暗殺剣が利かないなんて」

 琉宇はダガーをポケットにしまうとエモノを背中に背負った大剣に変え、魔獣を攻撃し始めた。暗殺が成らないと悟ったんだろう。暗殺じゃなければ多少不得手でも大剣の方がダメージを与えられる。つまり実力行使に切り替えたのだ。魔獣を倒す為にはなりふり構っていられない状況になった事がよく分かった。

「悪いな。今度はお前が慌てる番だ。そして言っておこうか。これだと決めた勝負手を変えるのは愚策だぜ。少なくとも俺は手を変えないのが信条だ」

 俺はタバコを指で弾き捨てた。

「もうそろそろだな。じゃ、勝ちを拾いにいくか」

 そういった俺の手にはロココが持っていたあの十字架をモチーフにした細かい細工が施された立派なダガーがあった。さっきまで琉宇が持っていてポケットにしまったあのダガーが。

 魔獣を倒せるというダガーは始めの始めから俺の手の中にあったのだ。

 琉宇と蓮花が魔物の皮集めに奔走している最中、俺はロココとギャンブルをしていたのだ。もちろん始めはロココに他愛のないものを賭けさせて敢えて負け続け、どんどんとエスカレートしていくように仕向けた。そしてここ一番で全てを奪い返したのさ。そこでロココの頭に血が上った。

 そうして魔獣を一発で倒せるというダガーを賭けさせた。

 あとは大方の予想通りだ。勝負に勝ちダガーをかすめ取ったのだ。だから言っただろう。ロココが熱くなる人間で助かったとな。そしてダガーをかすめ取った事を琉宇に悟られないよう幻術魔法を使わせてもらった。琉宇が手に入れたダガーは結局、偽物だったのだ。それを俺の幻術魔法で本物と思い込ませた。

 つまり、お前は俺の戦略で偽物を掴まされたんだよ。分かったか。甘ちゃん。

 琉宇、お前の戦略もなかなかだったが俺の戦略も捨てたもんじゃないだろう?

「悪いな。俺達の勝ちだ」

 俺は頃合いを見計らって魔獣を殺せるというダガーを魔獣に突き立てた。さすがに曰く付きのダガーだけはあり、あの巨大なイノシシの体躯を持った魔獣を一発で仕留めた。しかも、それはとてもあっけなく……。

「ま、負けた。このボクが……」

「甘いな。結局、お前が言っていたもう一つの攻略法も無駄になったな」

 俺はまたタバコを取りだしマッチを擦って火を点けた。ゆっくりと煙を楽しむ。琉宇を見る。彼はうなだれ落ち込んでいた。……と思った瞬間ッ!

「なんてね。あはっ。また騙された。甘いね。このボクがゲームで対戦して負けるはずがないでしょ。なんて言っても無敵のPCの異名を持つこのボクがさ。しかも相手はゲームを知らない素人だよ。絶対に負けないよ」

 琉宇が息を吹き返す。

 …――同時に虫の息だった魔獣も息を吹き返す。

「こいつには第二形態もあるのさ。そこまで読めてこその真の攻略法だよ」

 ヤツの言う通り、魔獣には第二形態があり第二形態に変化した魔獣は体力がフルに回復していた。第一形態の魔獣にとどめをさしただけでは勝負は終わっていなかったというわけか。だったらもう一度、あのダガーでとどめをさせばいい。俺はそうしようと魔獣に突き立てたダガーを取り戻そうとした。

 しかし思いの外、魔獣が暴れ、それはまったくできそうにもなかった。

「ダガーがなくても倒せる方法はあるだんだよ。それが第二の攻略法さ。ボクがこの勝負の前に入念に準備しておいた第二の攻略法だね。ちょっと時間はかかっちゃったけどさ。それもこれもこの時の為なんだよ。あはっ。ボクの勝ちッ!」

 と琉宇が笑った。

14 琉宇の戦略、了。

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【 転んでも 】

「かんそうに注意した方がいいわよ」

 …――彼女が僕に忠告する。

 今は新緑の季節で梅雨と呼ばれる時期までカウントダウンに入っている。そんな時季にかんそうに注意だなんて用心深いにもほどがあるぜ。確かに俺は寝たばこなんて、しょっちゅうだし、焚き火や花火をやる時に水を用意しない。なので彼女が心配するのも分るけど、それでも今どき、かんそうに注意なんて……。

「注意しないと激しく燃えるわよ。あんたの物件全てがさ」

 物件だと。お前は不動産屋か何かか。家と言えよ。シャレじゃないけどさ。家って言って欲しいね。ま、でも彼女も僕が心配なんだろう。だからこそ忠告してくれるんだしね。分ったよ。ご忠告通り、かんそうには注意するよ。これからはきちんと火の後始末はします。寝たばこも極力控えます。

 それでいいだろう?

「……分ったよ。火の後始末はきっちりとやるよ。かんそうに注意する」

「本当に分ってるの。燃えだしてからじゃ遅いのよ」

「くどいな。分ったよ。タバコの火種はきちんと揉み消すし、焚き火や花火は水をかけて完全に消えたのか確認してからその場を離れるよ。これでいいだろう?」

「……何も分ってない」

 彼女は僕の答えに不満そうに言う。

「分ったよ。油を使う料理やヤカンと鍋の空だきにも気をつけるよ。とにかく火を使う時は頭の片隅にかんそうに注意と言い聞かせるよ。それでもダメ?」

 彼女は黙ったまま、わなわなと震え、俯(うつむ)いている。

 何が不満なんだよ。火を使う時、全ての場合にかんそう注意と自分に言い聞かせて火を使うんだぜ。これ以上の用心はないと思うけど、それでもダメなんて、用心深すぎて逆に火を使う事ができなくなっちゃうぜよ。

 意味が分らんぜよ。

「だからかんそうに注意なの」

「かんそうに注意だろう。分ったよ。だから火を使う場合、全てに……」

「感想よ」

 彼女が小さくつぶやく。

「へっ? 感想。乾燥じゃなくて……、感想デスか?」

 僕は口を開けて馬鹿みたいに聞き返す。

「そうよ。あんたのブログでヤバイ感想が書かれたの。それが火種になって物件、すなわちブログが大炎上しそうなのよ。本当に分ってる? 大炎上よ」

 感想。

「マジか……。マジでか」

「大マジよ。感想注意報が発令中なの」

「ひよお。誰か助けて! ヘルプー・ミィーッ!! ヘルプ、ポパイッ!」

 でも同時に思った。

 …――よっしゃ、じゃ、炎上商法しかないやろッと。

転んでも、了。

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【 Mメーク、13 流れ 】

 俺達は魔獣の下へと向かっている。ロココによると魔獣は涅槃の森の奥、荒井戸の岩場にいるという。荒井戸の岩場は滝の流れる盆地だという。ここから少しばかり森の最深部へと入った所だ。俺達は荒井戸の岩場を目指し歩いていた。

 …――結局、ロココからダガーを受け取ったのは琉宇だった。

 これで俺達にとって魔獣を倒す手段はなくなってしまったかのように思えた。しかし思えただけだ。まだ手はある。その為に最善を尽くした。ゆえにまだ流れはこっちにある。それだけの手がある。後はヤツが俺の張った罠にハマれば全てが上手くいく。

 ずっと流れと言っているが、勝負事には流れというものが確かに存在する。

 それは運と混同されがちだが運とは別の場所に流れというものが存在する。簡単に言ってしまうと運とは自分自身ではコントロール不可能な偶発的な要素だが流れはある程度コントロール可能な要素なのだ。自分自身の行動如何によって流れは来る事もあれば、なくなる事もある。そこが運とは大きく異なるのだ。

 流れを掌握すれば、コントロール不可能な運すら飼い慣らす事ができる。

 流れがいい時はなにをやっても上手くいくという経験をした事がないだろうか。それは流れによって運を呼び込んでいる状態なのだ。運には幸運と不運がある。しかし流れがいい時は不運すら幸運と勘違いしている状態になっている。なにもかもを前向きに捉えられる心の状態だと言ったら分かりやすいだろうか。不運を不運とは捉えず幸運だと勘違いしている状態なのだ。

 ゆえに流れがいい時はなにもかもが上手くいっているように思えるのだ。

 …――全てが幸運の様に思えて。

 例えば今の場合でいえば魔獣を殺す事のできるダガーが琉宇にいってしまった事は確かに不運だった。しかし逆に幸運だったとも思える。俺が張った罠は琉宇がダガーを手に入れたところから始まるのだ。もちろん俺達がダガーを手に入れて始まる罠も考えてはいたが。とにかく今の俺達は流れがいい時だと言えよう。不運ですら幸運と捉えられるのだから。それが不確定要素であるコントロール不可能な運を左右するのだ。そして結果、幸運が舞い込む。

 それが運すらも飼い慣らすという状態なのだ。

 長年、勝負事の世界で生きてきた俺にはよく分かる。しかし不安要素もある。それは蓮花の勝負に対する心持ちが流れを台無しにする可能性があるという事だ。彼女は魔物の皮を手に入れた後、スキップをして帰って来た。もちろん魔物の皮が思ったより簡単に手に入り嬉しかったのだろう。その気持ちは分かる。

 が、その行動が流れを手放しかねない行動なのだ。

 ゆえにダガーを琉宇に渡すはめになった。浮かれる気持ちは分かるが、そんな時だからこそ、できるだけ慎重に、そして細心の注意を払い行動すべき時なのだ。蓮花は感情がストレートに表情や行動として表にでる子だ。それが災いしたのだ。

 常々、注意はしていたが、それでも彼女の欠点は簡単には治らなかったようだ。

 逆に言えば、それこそが彼女の特徴であり、長所なのかもしれないがな。とにかく昔の人は上手くいったものだ。勝って兜の緒を締めよということわざ通りに流れがある時ほど慎重さが求められるのだ。それをスキップなどという軽率な行動を取るから流れを手放すはめになるのだ。

 彼女自身もその事に気づいているようだがな。

「先生。怒ってる?」

 蓮花が申し訳なさそうに藍色の瞳を潤ませて俺に問う。対して俺はまったく感情を動かさないように仏頂面で淡々と彼女の問いに答える。

「怒ってないと言ったらウソになるな。ただ過ぎた事は仕方がない。この事を反省しこれから先、あんな軽率な態度は取らない事だな。分かったか」

 正直な感想だ。

 いまだ流れは俺達にあるとしても、これから先、蓮花の軽率な行動によって流れを手放してしまう可能性がある。この勝負のキーパーソンは彼女であり彼女次第で琉宇に勝てるのか、はたまた負けるのかのが決まるのだ。その事を自覚して欲しかったし、厳しい勝負事という世界を知って欲しかったのだ。

 しかし生前も高校生だと言っていた彼女には酷な事かもしれない。

 それでもMメークというゲームに参加し、フルムーンという世界に転生したのだ。それなりの覚悟と自覚を持って欲しかった。それはMメークというゲームを最後まで生き残る為にはどうしても必要不可欠なファクターだったのだから。

「ごめんなさい。反省してます」

 蓮花はうなだれ小さな声でつぶやいた。声が小さいがそれは仕方がないだろう。言葉にウソはないし反省しているという証拠だろう。ま、過ぎた事はあまり気にするな。気にしすぎがまた流れを手放す要因にもなりかねないからな。

 彼女の栗色の頭を軽く叩いた後、撫でる。

「過ぎた事は気にするな。お前は笑ってろ。それが一番可愛いし、俺も見ていて安心できるからな。それに流れはまだこっちにある。心配するな」

 俺の言葉を聞いて蓮花は無理に笑う。

 今はそれでいい。自分のした事を後悔して反省してくれればいい。転生前にしろ転生後にしろどちらにしろ彼女は子供でしかないんだからな。それ以上は求めないし期待をする方が間違いってもんだ。

 それにしても俺は、こんな事を考える俺自身を疑っていた。

 …――蓮花に対する俺の思いを疑っていたのだ。

 これだけ相手の事を思い遣れる人間であったならば、あの命を張った大勝負で相棒が裏切る事はなかっただろう。今、蓮花に対して思い浮かぶ思考の一割でも相棒に向けていればあの裏切りはなかったはずだ。本当に変わってしまったと思う。蓮花という少女と出会い、その微笑みに触れてだ。

 まるで自分が自分でなくなってしまったような感覚すら覚える。

 これで甘さと精神的な脆さを克服すれば生前以上の勝負師として成長するのかもしれない。あの悪魔の罠師と呼ばれた荒んだ頃よりも。それは喜ぶべき事だし、これでますますMメークを最後まで勝ち残り生き返らなければならないと思った。

 俺は今、自分自身の成長を肌で感じていた。

「でも……」

 蓮花が申し訳なさそうに言葉を紡ぐ。

「なんだ。なにかあったのか?」

「琉宇くん。ダガーを手に入れたのに一直線に魔獣を目指さず、また森に戻っちゃったね。なにか考えがあるのかな。気になる。先生は気にならない?」

 気にならないと言ったらウソになるな。しかしそれこそ俺達にとって幸運なんだ。琉宇との勝負はダガーを手に入れる事じゃない。どちらが先に森の主である魔獣を倒すかなんだ。ゆえに寄り道をしてくれるのはありがたい。

「気にするな。ヤツにはヤツなりの定理があるんだろう。しかしこれは幸運なんだ。この勝負、魔獣を先に倒した方が勝ちなんだ。むしろ寄り道は大歓迎だ」

「……そんなものなの。大丈夫なのかな」

 確かに琉宇の不可思議な行動には疑問符が浮かぶ。しかしヤツがどんな手を打ってこようとそれを撃破するだけの作戦がある。完璧なプランで罠を張っているんだ。ゆえにヤツの行動が遅れるのは大歓迎なんだぜ。

「笑ってろ。レン」

 俺はそれだけ言うと黙った。そう……。

 遂に魔獣が生息するという荒井戸の岩場へと辿り着いたのだ。そこは木々が途切れ開けた盆地になっていた。ちょうど真ん中辺りに滝が流れている。風が吹きだまり、なんとも生ぬるい空気が辺りを支配していた。

 …――いる。魔獣が。

「先生。魔獣って、あいつかな?」

 蓮花が息を呑み、盆地の真ん中にある滝を指さした。そこには蒼い大きな角を持ち目が真っ赤に充血したイノシシのような巨大な体躯を持った魔獣が水浴びをしていた。口からはドライアイスを焚いたように冷酷な煙が立ち上っていた。

「間違いない。あれだ。よし、琉宇よりも先に魔獣に辿り着いたぞ。とにかくあいつの強さを測ろう。ロココは魔獣を倒せるレベルを知っていた。つまりあいつの力を知っていたんだ。力を測る方法があるって事だな。しかも俺はロココから力を測る方法を聞き出している。ちょっとした罠にハメて聞き出しておいたのさ」

 …――魔獣を殺せるというダガーはない。

 それでも俺は不敵に笑って琉宇との勝負に勝ちを確信し、俺なりの手を打とうと魔獣に気づかれないよう慎重に近づいた。流れはこっちにあるんだ。間違いなく、この勝負、俺達の勝ちだと言わぬがばかりに。

 抜け目なくロココから聞き出していた方法で魔獣の強さを測る。

「うむ。大体、あいつの強さが分かったぞ。ロココのヤツが言った事は本当だったようだな。これだけは知っておきたかった。この時間が作れたのはでかいぞ」

「先生。魔獣の強さだけ知ってどうするの。知ったって倒せないよ」

 蓮花が不思議そうな顔をして俺を見つめる。

 だろうな。魔獣の強さを知るのは連結する罠の初期の初期だ。全貌が見えなければ不思議に思うだけだろう。でもな。ここからドミノ倒しの様に罠が全て繋がっているんだ。ドミノは最終的に大きな花が咲く絵柄を浮かび上がらせる。その花を見て琉宇は愕然と後悔するだろうぜ。

 罠という大輪の花を前にして愕然として肩を落し負けを悟るだろう。

 蓮花を呼ぶ。

「レン、お前に言っておく。きっともう少しすれば琉宇が現われる。その時までこれを持ってろ。お前だからこそ使えるものだ。任せたぞ」

 蓮花の藍色の瞳を力強い視線でのぞき込む。この勝負のキーパーソンはお前なんだ。期待に応えろ。そして蓮花、お前を信じている。

「先生。これは……。でもどうして? だってこれは……」

 蓮花がうろたえる。そうなのだ。たった今、俺が蓮花に渡したものは……。

「ふふふ。それ以上は蛇足だぜ。俺には俺なりの考えがあるって言っただろう。罠は張った。あとは機が熟すのを待つだけだ。そしてお前は笑っていればいい」

 そう言うと魔獣の近くで琉宇の到着を待った。さて、天才ゲーマーとやらは俺の罠を見切れるかな。悪魔の罠師という異名を持つ俺の罠を。そして勝負で勝ちをさらえるかな。ま、無理だろうな。最後に笑うのはこの俺だ。

「さあ。勝負の開幕だ」

 と魔獣を見つめ小さな声でつぶやいた。

13 流れ、了。

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