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E★エブリスタ

では、▼以下より、私の世界をお楽しみ下さい。
     

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【 大流行の兆し 】

頭とお腹が痛い。
最近、やたらと寒いし、もしかしたら今、流行っているインフルエンザかも……。
いやだな。インフルエンザだったら長引くぞ。仕事も休めないし。
辛いし、速攻、病院に行った。

「先生。もしかして、……インフルエンザですか?」

「違います。インフルエンザじゃないです」

「良かった。助かった」

私は、安堵の表情で、先生を見つめた。
しかし、先生の顔はとても深刻な顔つきで、ゆっくりと私に言った。
まるで諭すように。

「いえ。インフルエンザではないですが、末期癌ですから」

くわっ。

大流行の兆し、了。

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【 怖い瞬間 】

…――恐怖を感じる瞬間を考えてみた。

何もない部屋で、何もしてないのに水道の蛇口が緩み、水滴がポチョンと落ちる。
うん。確かに怖い。これが夜だったら、鳥肌ものだね。
さ。もう少し考えてみよう。

いきなりテレビがついて、テレビに日本人形のアップが映し出された時。

いや。
怖いけど、この話、どこかで聞いた事があるよ。
確か、四草めぐる作のオちるとかいうホラー小説だったような。
ステマだな。これは。

間違いない。

じゃ、さっさと次に行ってみよう。
次は……、?

宅配の仕事をしていて、配達先が六十三階の個人宅で、エレベーターがない。
荷物は、三十キロの米。しかも、不在臭い。

……。

怖いね。
うん。確かに恐怖だ。怖いッス。

くわっ。

怖い瞬間、了。

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【 美味いかも 】

かなり気になるけど行きたくないラーメン屋。その名をオイルと油(あぶら)。

美味いかも、了。

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【 ○○分前精神 】

時間とは、如何に曖昧なものか。

私は、そう考える。
例えば、昼の十二時きっかりに待ち合わせをしたとしよう。
私の左腕を見れば、腕時計が付けられている。

確かに私の腕時計は日本の標準時、中央標準時に合わせてある。

ゆえに間違いはないと思われよう。
しかし違うのである。

実は時計とは、クロノメーター規格で、日差-4秒から+6秒ほどあるそうだ。
これが長い時間、時間の調整をせず、時が過ぎたらどうなるか。
時間が狂うのである。

十二時という時間があやふやになるのだ。

しかも、街中には、あらゆる所に時計が溢れている。
つまり、時間の狂った時計が溢れているとも言い換えられるのである。
日差がある限り。

あちらの時計が、十二時五分前を指しているかと思えば……。
こちらの時計は十二時五分過ぎという事もあり得る。
腕時計は十二時三分前でありだ。

つまり……。

「つまり、君が、今日も五分遅刻してきたのは、正当と言いたい訳だね」

「いや。その。そうではなくて。遅刻は日差が、時間が……」

「五分前に来なさい」

くわっ。

○○分前精神、了。

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【 占い女子 】

…――私は占いが好きな女子。

今日は、毎朝、チェックしているテレビの星座占いが絶好調だった。
私は牡牛座。恋愛運、金運、仕事運、全てが最高潮。
ランキングも一位だった。

とても気分がいい。

私は、ルンルン気分で、スキップをして学校へと向かった。
通学路の途中で、友達と会った。
私の声が弾む。

「よっ。おはよう」

「おはよう。何か、気分が良さそうだね?」

「分かる?」

「分かるよ。そんなにテンション高ければさ。でも……」

「?」

友達は、でも、と言って口ごもった。
私は不思議に思った。
何だろう?

「ネットの占いだけど牡牛座の人は死ぬって。最悪の日らしいよ。気をつけてね」

牡牛座の人が、死ぬ……。
そんな馬鹿な。

くわっ。

占い女子、了。

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【 結果オーライ! 】

「有名になりたかったんです」

テレビから、食品に異物を混入させた犯人が語った動機が流れている。
犯人の動機は、とても幼稚で、何とも愚かしい動機。
私は思わず、笑ってしまった。

ひとしきり、大声を出して笑った後、書きかけのウィキペディアの編集を続ける。

私は、無名だが声優。
ちゃんと事務所にも所属している。
そして、今、私は私のウィキペディアを自身で書いているのだ。

自分の項目を書く。

何故、そんな事をするのかって?
それは、もちろん。

売れっ子と勘違いした企業が仕事をくれると目論んでだ。

詐欺だって?

最終的に有名になれば、結果オーライよ!

*****

「君、自分で自分の項目を書くなんて。……なんで、こんな事をしたの?」

「有名になりたかったんです」

くわっ。

結果オーライ! 、了。

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【 異物混入 】

最近、食品に異物混入事件が頻発している。
その流れに乗って、アホどもが商品に爪楊枝などの異物を差込む事件が起きている。
俺の経営するコンビニも、そんなアホどもの標的になっている。

そう。
昨日、俺の店の商品を調べた所、爪楊枝が三本、入っていたのだ。
しかも一個だけではない。

その商品全てに、三本ずつ、爪楊枝が入っていたのだ。

これは大事件だ。

「店長、何を見てるんですか?」

「ああ。この商品を見ろ。全てに異物が、爪楊枝が三本入っているだろ。ご丁寧に」

「?」

「今、流行の商品にイタズラをしてみただろ?」

「いや。店長。その商品……」

「許せん。絶対に」

「たこ焼きですよ。たこ焼き。爪楊枝は普通に入ってますって」

くわっ。

異物混入、了。

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【 モノホン 】

「鬼さん、質問です」

今日は節分。
俺が、鬼なんていないよと友達に言ったら返ってきた言葉。

『じゃ、俺ん家に来るか? 本物の鬼がいるぞ』

友達はリアリスト。
鬼なんてものは信じていないと思っていた。
それなのに、本物の鬼がいると答えたので、俺は、少々、興味を覚えた。

「鬼さん。節分じゃない普段は、何をやっているんですか?」

「やる事ないから、菓子食ってテレビを見てるよ」

そして……。
俺は、友達の家で、鬼と会う。
そう。何と友達の家には、真っ赤な体をした赤鬼がいたのだ。
角は頭のテンコツに一本。黄色く尖っている。

そして、今に至る。

このとぼけた鬼は、何故、ここにいるんだろう。
友達の家は、霊能力者とか鬼に取り憑かれるような特殊な家庭ではない。
普通の家だ。

「鬼さん。何で、ここにいるんですか?」

「何でって……」

友達が口をはさんできた。

「あ。言ってなかったな。この赤鬼は、俺の母さんなんだ」

えっ!?
母さんですか!?
赤鬼は、頭をボリボリとかゆそうに掻いて続けた。

「私は、この家に住んでるんですが」

ああ。そう……。

くわっ。

モノホン、了。

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【 上には上がいるのだw 】

僕は雨が大嫌いだ。
雨は、心を憂鬱にさせるし、外出するのが大変になる。
今は冬だが、梅雨になれば、湿っぽくなる。

だから僕は、梅雨になる前に雨の降らない地域に引っ越しをした。

ここは雨の降らない地域。

雨が嫌いで、結果、僕は、ここに住んでいる。
ここは雨嫌いにとって、この上ないほど理想の土地なのだ。
ちょっと寒いのが難点か。

しかし、雨が降らなければ洪水の心配もない。
雨に濡れない為に傘を持つ事もないし、雨で外出が億劫になる事もない。
ここは天国だ。

ここは一年を通して、雨がまったく降らない理想郷。

もちろん、鬱陶しい梅雨などない。

えっ?
君も、この雨の降らない所に住みたいって?
うふふふ。だろ。いい所なんだ。

雲の上にある山頂は。

くわっ。

*****

※注、スーダンのワディハルファという地域は年間降雨量0mmらしいですw

上には上がいるのだw、了。

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【 いらっしゃいませ 】

「死ぬ前に一言、お前らに言いたい」

俺の命運は、どうやら、ここで尽きてしまったらしい。
その事自体は、俺にとって、どうでもいい。
死を運命と受け入れよう。

「俺は、この世に生まれて、本当に良かったと思っている。楽しい人生だった」

そう。
俺は死を運命と、素直に受け入れるだけの喜びを味わってきた。
この世に生を受けて、短い人生だったが楽しかった。

「俺達は無限の可能性を秘めているんだ」

俺は語る。
これからの次世代を担うであろう若い連中に。
無限の可能性を否定しない為に。

「俺達は、その気になれば、空だって飛べるんだ。生命力も驚くべきほど強い」

空を飛べる。
大げさな表現ではない。
その気になれば、本当に空だって飛べるのだ。

俺達の未来は、どこまでも果てしなく、続いているのだ。

「お前ら、頑張れよ」

では、俺は逝くとしようか。
未来を夢見て。

俺は、この世に生まれて、本当に幸せだったと。

…――殺虫剤をかけられたゴキブリより。

いらっしゃいませ、了。

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【 拡散、大流行 】

俺発で拡散、大流行。でも全然嬉しくないし、申し訳ない。俺発のインフルエンザ。

拡散、大流行、了。

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【 愛羅武、魔王、~ 其の二十三、簡単には死なない 】

靴屋と別れた後も、魔物は次から次へと襲ってきた。
魔物達とまっ正面から戦えば、レベルも上がるんだろうし、お金も稼げるんだろう。
しかし、レータインは弱かった。
信じられないほどに。

なので、途中まで戦って、必死になって逃げるのを繰り返した。

額からは、汗が流れ落ち、息はあがって、苦しかった。
陸上の短距離を走るのとは、まったく勝手が違い、荒れ果てた荒野を走ったのだ。
それが余計に体力を奪う。

瞬発力の短距離走と持久力のマラソン。

この二つの競技を同時に、荒れ果てた荒野でやらされているようなものだった。
魔物に殺されるのではなく、走り疲れて死ぬのではと思ったほど。
私は、本が好きな文学少女なのよ。

体力はひと以下なの。

何度、レータインに殺す気かと聞こうかと思ったほどよ。
ま、人間は、そんなに簡単には死なないけどね。
これ私の持論。

とにかく、そんなんだから、私達のレベルはずっと上がらないままだった。

いまだにレータインは、スライムにすら勝てない弱者のまま。
確かに私達は、ずっと逃げ回っていた。
それは、もう必死に。

しかし、一応、途中まで戦っていた事は評価して欲しい。

だって、経験値って、経験の反映でしょ?
だったら途中まで戦ったのだって、戦闘経験はしているわけだし経験値が欲しいわ。
って!

先に言っておくけど、私自身は経験値なんていらないわ。

とにかく、この弱いヘッポコ丸なレータインを強くして欲しいだけ。
そして、元凶である魔王に、出来るだけ早く会いたい。
もちろん、この世界から帰る為に。

タンク・ソウル2の世界なんて、ゲームな日常から普通の日常に戻りたいの。

とっと帰って、看護士になる為の勉強もしなくちゃならないしね。
その為には、レータインに早く強くなってもらわないと。
私の切なる願いだった。

「姫様。レータインは不安でございます」

何?
魔界の毒々しい真っ赤な渦巻く雲を見上げて、いきなり、寂しげに言うわけ?
そんな、どことなく切なげな影を背負ってまでさ。

「このまま僕が強くなって、無事、魔王を倒した暁に……」

てめぇ。
どの口が、世迷いごとを。
このまま僕が強くなってだと!? まず、スライムを倒してから言えよな。なあ?
魔界の真っ赤な雲は、まるで竜巻のような音を辺りに響かせていた。
今、感じた私の殺意を代弁するかのように。

「レータイン? あんた、あの雲まで吹っ飛ばそうか?」

私は、不敵に微笑み告げた。
我ながら、あくどい表情と台詞だなっと思った。

「姫様?」

そんな私を見つめつつ、勇者レータインが、言いにくそうに言葉を紡いだ。
彼が綴った言葉は、核心を突く言葉であり、もっともな事だった。
それは……。

「僕が戦うより、姫様が戦った方が早いのでは?」

た、確かに。
って、私のパワーは、ギャグ用。
シリアスな場面では、私は一介のか弱い女の子でしかないのよ。分かりなさい。
私自身が戦えるんだったら、とっくの昔に戦っているわよ。

あんな苦しい思いをして逃げ回ってないわ。

「レータイン?」

「なんでございましょう。姫様」

「あんた、製作者の苦しみをまったく理解してないでしょう? 苦しいのよ?」

「……一体、何の話でございます? 姫様?」

「フッ。何でもないわ。レータイン。でも、あんた、近いうちに死ぬわよ」

「僕が死ぬのでございますか?」

「私の勘よ。この世界の偉い人が、あんた、嫌いだって。私の勘は良く当たるのよ」

「……姫様」

「なによ? レータイン。辞世の句でも詠むの?」

「人間はそんなに簡単に死なないのです」

と、下らない事を話しているうちに、魔王の部屋から、かなり遠い所に来ていた。
どこをどう歩いたのかは、まったく覚えてなかった。
が、村があった。

こんな邪悪な大地に村があった事自体にも驚いたが、村は、理解しがたい村だった。
一言で表現しろと言われると困るのだが、敢えて、おっぱい村と表現しよう。
村の家々に看板が掛けられているのだが……。

そこに、おっぱいの絵が描いてある。

おっぱいの絵は、そのほとんどが、貧乳で、巨乳は数えるほどしかない。
美乳命という言葉も、そこらかしこ書かれている。
なんだ、ここ。

本当に魔界なの。アホか。

「今日は三年に一回の祭りだべしゃ。仕事は早めに切り上げるべ」

私が、村々に掲げられているおっぱいに気を取られていると、村人が叫んだ。
多分、村の入り口にいる鎧をまとった衛兵に呼びかけたのだろう。
入り口にいた衛兵が静かにうなずく。
磨かれた剣を立て。

いや。衛兵よ。恰好つける前に、そのおっぱい装備を何とかしようよ。

衛兵のおっぱい装備とは?
衛兵は厳ついオッさんなのだが、胸の所におっぱいがある。
いや、当然だが、おっぱいは本物ではないのだが、狙ったようにおっぱいなのだ。

しかも貧乳。

頭の両サイドにも、おっぱいがある。
まるで、中国の女の子が、お団子を髪で結い作るようなおっぱい。
もう一度言うが、衛兵は筋骨隆々なオッさんなのだ。

そして、これまた貧乳。

巨乳ではなく、貧乳という微妙なポイントは作者の趣味か?
いや、魔王もルンルンも貧乳好きだった。
だから、そういうお話なのだ。

「今日は祭りだっぺ!」

村人が再び、おっぱい装備で身を包んだ衛兵に言った。
衛兵は無言で、もう一度、剣を立てた。
何なんだ、ここは。

おっぱいに埋もれた村を一望し、私はあっけにとられ、口をだらしなく開けていた。

「姫様。今日は祭りだそうですよ。ラッキーですね」

レータインが楽しそうに笑った。

何がラッキーよ。
おっぱい村の祭りと言えば、あれしかないでしょ。
魔王やルンルン、そして、フリチン達が目の色を変える、あの行事でしょうよ。

それしか無いでしょうが。

大体、予想出来るわよ。フンだ。

~ 其の二十三、簡単には死なない、了。

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【 死んだ方がいいと思ふ 】

「菜穂(なほ)。俺、引っ越すんだ。今まで黙って、ごめん」

「えっ!」

新年を迎え、今年、初めてのデート。
透(とおる)君の提案で、近くの神社に初詣にきた。
神社で配っていたお汁粉を飲んでいる時に言われた、とんでもない事。

透君と付き合って、一年になる。
私の方から勇気を出して、告白して付き合う事になった。
その透君から……。

新年早々、信じられない事を言われた。

「今まで黙って、ごめんな。なかなか言い出せなくて」

「引っ越すなんて、嘘よね。嘘だよね」

「……ごめん。本当なんだ」

「じゃ、私達、どうなるのよ。これで、お別れって事? 嘘よね?」

「ごめん」

透君は、そう言ったまま黙って、空を見上げた。
私も透君に続き空を見上げる。

真っ青な空。

晴れ渡った空には、一つだけ、はぐれた寂しそうな小さな白い雲が浮かんでいた。
まるで、透君を見失った私のようだ。
私の目の端に涙がにじむ。

「……分かった。重い女にはならないわ。笑って別れよう」

私は意を決し、透君を真っ直ぐに見つめて言う。
そう決めた私だけど……、どんなに頑張っても、涙が後から後から溢れてくる。
ダメよ。私。

透君に迷惑をかけられないわ。

私は、精一杯、涙を我慢して、透君に小さく問いかける。
きっと、また会えると自分自身に言い聞かせ。
ごめんね。こんな女で。

「透君、どこに引っ越すの? ここから遠い所?」

「いや。近いよ。また、すぐに会えるさ」

「うん。どこなの?」

「今、住んでるマンションの下の階。三階から二階に引っ越すんだ」

死ね。

死んだ方がいいと思ふ、了。

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【 白骨化した死体 】

「警部。近くの公園で、人骨が見つかったそうです」

ある新年の昼下がり、インスタントラーメンを啜っていた俺の手が止まる。
事もあろうか、近くの公園から人骨が見つかったのだ。
長年、培った俺の刑事の勘が叫ぶ。

殺人事件だと。

「よし。すぐに現場に向かうぞ。行くぞ!」

「はい。車の準備は出来てます」

俺は、公園に着く前にどういった状態で、人骨が見つかったのかを確認する。
話によると、朝、ジョギングをしていた人が第一発見者らしい。
半分、土に埋まった状態で見つかったそうだ。

それにしても被害者は、人骨になるまで放置されていたのだ。

身元を特定する衣服や持ち物は、当然、無いと考えた方が、いいだろう。
歯が残っていれば、法歯学で、鑑定するしかない。
これは難事件になるなと思った。

「警部。人骨の見つかった公園に着きました」

「おう。って、あれ……?」

「どうしました?」

「おい。あそこの現場にいるのは、学者さん……だよな? 鑑識じゃないよな」

「はい。警部。考古学者です。なにか?」

「……おい。念の為に確認するが。今回、見つかった人骨って……」

「はい。北京原人の人骨です」

くわっ。

白骨化した死体、了。

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四草めぐる

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将来、月に移住したいと思う今日この頃。現実的には一歩、一歩、着実に。基本を大事に。

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