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では、▼以下より、私の世界をお楽しみ下さい。
     

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【 信じるマン、第二十七話、新機能 】

…――今、俺は書斎で、死ぬほど難しい本を読んでいる。

前回、アホすぎるところを露呈したので、それこそ作用反作用の法則だ。
というか、今に至るまでに紆余曲折あった。
今回はそれを書きたいと思う。

さて、まず、なにから話をしたらいいか。

そうだな。
時間は今日の朝、そして場所はヒーロー製作研究所からにしよう。
スズメたちが騒がしくさえずる冬の寒い朝。

俺はこの研究所の面子、一通りにおはようと挨拶をする。

ここまではなんの問題もなかった。
しかし、朝っぱらからキム・キムのテンションがハイパーだったのだ。
昨日の夜、キム・キムにいい事があったのだと思う。

いや、そう思った。

「おはよう。キム・キム」

「もう。他人行儀。いけず。マコっち。恥ずかしいアルよ。ヨロシ?」

「?」

俺は真面目にキム・キムの答えの意味が分からなかった。
しかしイエローやブルー、ピンクさえも。
キム・キムと俺の前から消えた。

「うほほッ。あとは若い人たちに任せて、私たちは消えた方いいじゃろうて」

ピンクが相変わらず、似非武将っぽい発音でつぶやく。
えっ。ちょっと待って。真面目に待ってよ。
なに!? どういう事!?

もしかして、若い人たちって、…――俺とキム・キムの事ですか?

「レッドしゃん。キム・キムを泣かせたら殺しまちゅよ?」

ブルー!
その“?”が怖い。
シリアルキラーのブルーの事だ。殺すって、原形残らないほどのミンチなのか?

というか、昨日の夜、俺はキム・キムになにをした?

イエローに至っては、悟りを開き、ホホホと微笑んでいる。
お前は仏陀か! その笑み怖い。
なんなんだ。本当に。

「もう。マコっち、昨日の夜の事を忘れたアルか? 激しかったアルよ」

いや、忘れたもなにもなんにもしてないし。
激しかったって、禿のオッさんを叱ったわけじゃないよね。
く、下らなすぎる。

禿叱った。

と。
イエロー、その笑みを止めて説明、説明を頼む。
とイエローに助けを求めたが、イエローは分かっていると微笑むのみ。

分かってねぇから!

いや、分からないのは俺だから!

もしかして俺は禁断の一線を超えてしまったのか!
そう。完璧狂科学者(マッド・サイエンティスト)のキム・キムと……。
いや、死んでもない。

俺はキム・キムに恨みはあっても好感は抱いていない!

これは言い切れる。
もう本能のレベルでキム・キムを嫌っていて、口説いたら、まず自殺すると思う。
だってギャグでアホな機能を追加されたんだぜ?

「体は正直アル。……ポッ!」

ポッ! って口で言うな。
というか、絶対にないし。キム・キムは俺の敵だし。
むしろミン・ミン一派の方が俺の味方だと思っている位だし。

「これが愛の証アル! マコっち、ヨロシ?」

って!
また怪しいボタンを取り出しやがって。
またギャグで俺の体をいじくりまくって、新しい機能でも追加したのか!

「うほほッ。キム・キム様。それはなんじゃろうか?」

ピンクが疑問を口にする。
イエローとブルーもキム・キムの言葉を期待して待つ。
お前らやっぱり悪魔だな。やっぱり、ミンミン一派の方が信じられる。

「新機能アル! 昨日、機能を追加したアル」

「昨日、機能って……」

って! やはり、そうきたか!
これだから、お前みたいなヤツは信じられないのだ。
俺は、瞬間的に信じるマンへと変身した。

そう。

キム・キムが新機能を披露する前に怪しいボタンを破壊する事にしたのだ。

「それにしても昨日、マコっちはベットで激しかったアル。ポッ!」

だから!
ポッ! って口で言うな!
って、今、ベットでって言った? ベットって?

「そうアル。今、いきり立っているフランスパンで、私は……アル。ヨロシ?」

なにをどうしたらそうなるんだ!
俺は、キム・キムみたいな人間が、この世で一番、嫌いなんだ!
大体、本能レベルで嫌悪感が植え付けられているんだ。

キム・キムではフランスパンが立つはずがない。

下品だな。

間違いなく、下品な事を書いているな。
いや、そういう問題ではなく、俺は昨日の夜の真実が知りたいんだ。
まかり間違っても俺はキム・キムと一夜を共にしたとは、思いたくはないんだ。

ウホッ!

ウホホッ!

キム・キムが先ほど取り出したボタンを押したり、離したりしている。
それに呼応するようにフランスパンが立ったり、萎えたり。
や、やめちくりぃ~!

A・H・O!

「そうアル。マコっち! 昨日、ベットの中で改造手術した成果がこれアル!」

「お前が俺のフランスパンを操っているのか!」

「そうアル。激しかったアル」

「いや、確かにフランスパンは激しく乱高下運動をしているけどもさ……」

いや、マジで恥ずかしいから、マジ勘弁して。
ボタンを押すと俺のフランスパンがむくむくと立ち上がる。
そしてボタンを離すと。

風船がしぼむように一気に萎える。

勘弁して!
というか、そういう事か!
昨日の夜、ベットで俺はキム・キムの改造手術を受けたと。

そして激しく俺のフランスパンが運動したと。

と、今は、そんな事はどうでもいい!

とにかくキム・キムの手からあのボタンを奪わなくては、威厳もなにもなくなる。
俺は信じるマンの全力を使い、キム・キムの手からボタンを奪った。
そして破壊する。

「ハァ、ハァ、ハァ……。この悪魔(キム・キム)め!」

「じゃん! これはなんでしょうかアル?」

って!
今、破壊したボタンが!
なにゆえ? なにゆえにボタンが復活したんだ?

じぇじぇじぇ。

「じゃん! じゃじゃん! これもなんでしょうかアル? ヨロシ?」

えっ!
ボタンが一杯!
えぇ!? 一個や二個ではなく百個近くあるんですけど!?

「レッド限定追加機能。その名も、もっこりフランスパンアル! ヨロシ?」

ヨロシクねぇ!
なんでよりにもよってレッド限定なんだよ!
ま、確かにキム・キムと一夜を共にした疑惑は晴れたけど。

このもっこり機能はキャンセルだ!

そうか!
そういう事か!
イエローやブルー、そしてピンクが俺とキム・キムを二人にしたかった理由。

ぶっちゃけ、お前らこんな下品なの見たくなかっただろ?

いや、俺に気を遣って可哀想だと思ったとか?

だって、レッド限定追加機能だし、もっこりフランスパンだもんな。
多分、両方だろう。俺だって泣きたいよ。
仏陀顔のブルーが言う。

「もっこりを抑える方法がない事はない。レッド、こういうのはどうだろうか?」

「なんだよ? 抑える方法があるのか? ブルーよ」

「難しい本を読むんだ。難しければ難しいほどいいと思うぞ。多分だが」

「そうか!」

「そうじゃな。教科書を読んで寝るヤツはいても立つヤツはいないじゃろうて」

「でちゅ! 僕は寝る派でしゅがね」

みんなが俺にアドバイスをくれる。みんなも必死なんだ。
このアホみたいな機能を追加されないように。
でもピンクはどうなるだろう。

考えない方がいいな。信じるマンが十八禁へと一直線になる可能性があるからな。

とにかく今は立たない方向でモノを考えるとしよう。
というかキム・キム、頼むから、もうそっとしておいてくれ。
一切、俺に関わるな。

頼むから。

俺は、無駄だろうが、そんな事を思った。

第二十七話、新機能、了。

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【 ぼたぼた焼きw 】

しっかりと心を込めて、丹念に仕上げました。…――ただし殺意を込めてだがな。

ぼたぼた焼きw、了。

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【 エニウェイw 】

ヘェイ! ヨー! チェケラッ! 俺は熱血献血ボーイだぜ! Byドラキュラ。

エニウェイw、了。

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【 一通だけ送るの心 】

「ねぇ。なにを読んでいるの?」

「いや、ちょっと欲しいモノがあって、懸賞をチェックしていたんだ」

「ふぅん」

俺は今、懸賞雑誌を読んでいる。
ただし送るハガキは、お金がもったいないので一通のみ。
これは鉄の掟だ。

「でも、懸賞なんて当たらないでしょ?」

「だろうね。多分、当たらない」

「だったら無駄じゃん」

「いや、一通だけは送る。でも、それでいいのさ。分かるかい?」

「意味分からないし。当たらないんでしょ?」

「ああ。当たらないさ。でも送る」

「意味不明」

「いやな。一ヶ月後、なにがあると思ってる? アレだぜ?」

「一ヶ月後……なんだっけ? なに? なに?」

「クリスマスだ!!」

「あっ!?」

「そうだ。俺は一通だけ送る。ただしサンタクロース宛だがな。頼むぜ。サンタ」

*****

……女友達「っていうか、サンタって私の事!?」

一通だけ送るの心、了。

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【 海猫さんが行く、その六 】

「原稿は、出掛ける時に分かり易いように玄関に置いておこう」

と昨日の夜から気合いを入れていた海猫さん。
今日、彼女は、出版社へ漫画の持ち込みをしようと考えているらしいです。
原稿は、なんとか期日までに間に合ったようですが……。
朝から、そわそわそわそわ。
落ち着きがない。

どうやら海猫さんガラにもなく緊張しているようで、見ているこっちが心配です。

出版社へ行くには電車を乗り継いで、都会に出ないといけません。
その為の駅までの道中、右手と右足が同時に出る始末。
七回ほど電柱にぶつかりました。

「ファティン!」

しかし海猫さん、気合いを入れるように電柱にぶつかる度に言っていました。
そして、なんとかかんとか無事に駅まで着いた海猫さん。
ここで乗る電車を間違えてはいけません。
やりそうですな。

いや、しかし海猫さん、一週間前に出版社までの道を確認していたのです。

おっちょこちょいで、行き当たりばったりの海猫さんにしては上出来な行動です。
だから、乗る電車も間違えず、そして無事に出版社に着きました。
時間も五分前行動。

持ち込みの約束時間、三十分前に出版社前に着きました。

「てか、ないし! マジで!?」

……分かり易いように玄関前に置いた原稿。
そうなんです。海猫さん、タバコとお金、そして携帯は確認したんですが。
大体、玄関前に置くなんて慣れない事をするからなんです。
肝心の原稿を忘れる。
大失態。

「嗚呼……」

というか原稿をきちんと持ってきた所で、門前払いは目に見えていますがね。
海猫さんレベルの作家は掃いて捨てるほどいますから。
どちらにしろご愁傷様です。

海猫さんが行く、その六、了。

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【 当たればよしw 】

親子三代の悲願の宝くじ一等一億円当選。遂に当選。…――使った金額三億円也。

当たればよしw、了。

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【 廊下は走らないようにw 】

「つうか、アソコで五十キロは当然だろう?」

「まぁな」

「あの道で五十キロ以下で走っていたら逆に危ないだろう? 違うか?」

「確かにな。警察はどこに隠れているか分からないからな」

俺は今朝、通勤の途中でスピード違反で捕まった。
しかし、この会話でも分かるようにソコは、普通に走って五十キロ位は出す道。
一応、制限速度は四十キロだ。

「十キロオーバーだけど……普通、捕まえるか?」

「まぁな。大目に見ろよって話だろ?」

「そう。そう」

そんな俺の目の前を児童が走り抜けていく。
ここは俺の職場、学校。
俺は教師。

「コラ! 廊下を走ってはいかんと何回言えば気が済む? 便所掃除やるか!」

廊下は走らないようにw、了。

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【 まみょう、みみょう、びみょうw 】

当たっても微妙な宝くじ。一等賞金十億円。ただし一円玉で支給。両替不可。

まみょう、みみょう、びみょうw、了。

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【 牛にジャポン酒 】

なんだかな。お届けの品は、高級松坂牛に金粉入りの日本酒。お届け先はお寺。

牛にジャポン酒、了。

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【 悪魔ちゃんと天使くん、~ その三十三、ベルカント 】

「むッ。ロキが神の差し向けた二人と接触したか」

ここは、三界の一つ無を模した無の国。
無の国は六道の監獄を司り、鈴音という少女が治めていた。
いや、鈴音は見た目は少女であるが、その齢は無量大数に達していた。

…――無量大数。

そう。
彼女の年齢は誰にも計る事が、できなかったのだ。
ただ彼女はそれだけの長い時を生き、出した答えが少女の姿だった。

ゆえにもしかしたら彼女は彼女ですらないのかもしれない。

性別すら彼女の思うがままだったのだ。
そして、彼女が有する心力は、あるがまま、つまり無我の境地だった。
そんな彼女が自分を自然から切り離したのには意味があった。

敢えて、あるがままに反し、少女になっていたのだ。

そう。
彼女の心の闇は深かった。
この世界を構築するユグドラシルすら超えて、世界そのものが出来た時。

彼女は、不老不死(ウロボロス)を持ち、この世に生を受けた。

そして、神や魔王のオブザーバーとしての役割を得た。
言っておくと神や魔王でも不老不死ではない。
神や魔王も朽ち果てるのだ。
この世界では。

不老不死は一悪魔である鈴音だけが持っている特権であった。

いや、彼女自身、魔王になる素質もあったし、神も彼女を魔王にしようとした。
しかし彼女は無の国の管理を引き受ける事を条件に悪魔にとどまった。
そして数々の創世を見続けてきたのだ。

飽くまで彼女は神や魔王のオブザーバーにとどまったのだ。

彼女が魔王を引き受けなかったのは、あるがままに反した理由と一緒だった。
彼女は自分自身が不老不死だという事を嫌っていた。
つまり人のあるがままではないと。

端的に言ってしまえば、彼女は不老不死だという事に引け目を感じていたのだ。

彼女の存在自体があるがままではなかったのだ。
心の闇は、それ以上に深いモノだが、ここではこれにとどめよう。
とにかく彼女は感じていた。

夜の国の王、ロキと涅槃、そしてサドクが接触し博打を打っている事を。

「ふふふ。これはこれでなかなか面白い」

鈴音はつぶやく。
その声は上質なベルガント。
まるで弾むように無の国一杯に彼女の声が響き渡る。

「さて、ロキは次になにを仕掛けるのかのう。考えるか。……久しのう」

彼女は長く生きすぎた分、達観していた。
ゆえに考える事を止め、そして、あるがまま、つまり無我の境地に達したのだ。
そんな彼女が考えている。

それは、とても珍し事であった。

彼女は基本的にあるがまま、考える事をしない。

そんな彼女は、とても艶めかしかった。
艶やかな長い黒髪を右側にお団子としてまとめ、左側に流していた。
そして、赤い線の入った黒いローブを羽織って、体を丸めて無の国を漂っていた。

まるで気まぐれなネコが中空を漂っているようであった。

「しかし…――ロキよ。お主は、すでに不敗ではないのだぞ。負けている」

鈴音がつぶやく。
例によってあの上質なベルガントで。
六道の監獄である無の国全体に響き渡る声で。

しかし、不敗のギャンブラーであるロキが、すでに負けているとは?

いくら彼女が無量大数の時を生きて、なにもかもが彼女の思うがままでも……。
そう。不敗のギャンブラーが負けたとは、あり得ない事であった。
しかし、それでも彼女は揺らがなかった。

「フフフッ。ロキよ。主は次に訪れる国を知の国としたのであろう。違うのじゃ」

彼女は悪魔であるからアカシックレコードにはアクセスできない。
しかし、人生の経験という点からモノを語れば、彼女の右に出るモノはいない。
なにせ無量大数というとんでもない時を生きたのだから。
それは悠久とも言えた。

そう。

そしてロキは次にサドクと涅槃が訪れる国を知の国とした。

更に、須木邦大と壺焼きシロ―を人間のまま知の国へと送り込んだのだ。
しかし実際は違う。サドクと涅槃は次に無の国に訪れる。
鈴音にはそれが分かっていた。

なぜ鈴音がそれを知り、そして、ロキはなぜ間違えたのか。

つまり、天使であるロキが間違い、悪魔である鈴音にそれが知り得たのか。
それは彼女が神と魔王のオブザーバーであるからと言っておこう。
そして神が関わっているとだけ。

不敗のギャンブラー、ロキは意外な所で歯車が、きしみ狂いだしていた。

鈴音の言う通り、彼の不敗伝説は、すでに途切れていたのだ。
その事実をロキやサドク、そして涅槃は知らない。
そして勝負は続いていた。

「フフフッ。もし二人がロキに勝つ事ができるとするならば……あるいは」

鈴音は、この世の楽しみを知り尽くしていた。
そして、この世にもう見るべき所はないと達観していた。
そう、あきらめきった鈴音の感情がかすかにだが、確実に動いていた。

サドクという天使と涅槃という悪魔によって。

そう。
彼女は二人がロキに勝ち、そして自分の国、無の国に来る事を渇望していた。
彼女が再び、心の闇と対峙し、勝てる事を夢見て……。

「しかしロキに勝つのは前提じゃ」

最後に彼女は、また透き通るような声でつぶやいた。
まるで勝ち目がなかった二人にも、一縷の光明が射したような気がした。
決して届かない声だったが。

~ その三十三、ベルカント、了。

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【 イメージが大切よw 】

一番の人気商売。芸能人より、作家より、スポーツ選手より、…――政治家だな。

イメージが大切よw、了。

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【 連載小説、博士と助手 】

オナゴという助手と性格の悪い天才博士の物語。一話、以下続刊。

お話、概要。

O-75、通称、オナゴ。
性格が悪く友達の出来なかったDR.松戸の友達として創られたアンドロイド。
そして、DR.松戸は、今日も、あり得ないような発明をする。
しかし、博士は例によって欲をかき失敗をする。
それを冷ややかに観察するのが趣味な私。
それがO-75。

▼博士と助手、一の巻、ゲソではない
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【 博士と助手、一の巻、ゲソではない 】

……私の名は、O-75でオナゴと読む。
私の趣味は私の創造主であるマスターの失敗を見届ける事。
先に言っておこう。

私の創造主、DR.松戸は発明家としての腕は超一流だが、性格が悪い。

いや、超一流だからこそ性格が悪いのだろうか。
その因果関係は分からないが、とにかく彼は性格が悪くて、ほとほと困っている。
そしてDR.松戸は、今の時代では実現できないような発明をする。
例えば……。

タイムマシンなど、彼の中ですでに時代遅れ。

今は時間を旅行するというより、時空間を旅行したいと考えているらしい。
つまり、過去や未来に行くよりパラレルワールドを旅したいと。
そう考えているという事だ。

そして、また例えば、アンドロイド。

すなわち、O-75こと私は博士がたった六歳の時に創られた。
しかも彼は性格が、この上ないほど悪いので、私は彼の友達として創られた。
そう。性格が悪いので友達がいなかったのだ。
ロボット工学三原則に則り。

しかし彼の創るAIは、三原則を遙かに凌駕していて……。

私は彼の組んだAIで自立思考し、ロボット工学三原則を綺麗さっぱり否定した。
ゆえに私の趣味は、DR.松戸の失敗を見届ける事になったのだ。
そして、彼の役にたつ気は、まったくない。
むしろ足を引っ張りたい。

DR.松戸は、そんな事を考えられるようなAIを組んだという事だ。

それだけマスターは発明家としての技量を持っていた。
そんなマスターの趣味はというと……。
性格が出ている。

カネと女。

いや、趣味というより、生きていく為の活力源としてカネと女を持っている。
マスターはカネと女に対して気持ち悪いほどの執着心を持っている。
この世はカネと女で出来ていると言わぬがばかりに。

マスター、彼は最低な男である。

「O-75! やったぞ! 女だけの世界に行ける方法を思いついたぞ」

この類の台詞は、ほぼ毎日のように聞かされる言葉である。
私はマスターの頭の中を覗いて、そのすべてを侮蔑したい気分に陥り、答えた。
吐き捨てるように。

「……またですか? マスター。まったく呆れます」

それでもDR.松戸は一向に気にしない。

彼は、他人の誰が侮蔑しようと自分自身の価値観を優先させるのだ。
それは例えば彼が結婚したとして奥さんが軽蔑しよと、いや、たとえ子供が……。
多分、マスターは気にしない。

なぜなら、この世で、ただ一人の友達である私の蔑みにも反応しないのだから。

私の予想は、多分に間違いないと思う。
そして彼は今日もまたカネと女を追い求めて、とんでもない発明をする。
というか……。

タイムマシンでも売りに出せば、それだけでお金持ちになれるじゃんと思った君!

そう、そこの君だよ。
タイムマシンを売りに出すのは、マスターから言わせれば、浅はかなんだだと。
自分で発明したモノは、世の中に流通していないから便利なんだと。
そして、便利という事はカネが儲かるという事らしい。

たとえれば、自動車は発明され、その便利さから世の中に広く流通した。

しかし流通したあと自動車はどうなったか?
そう。都市部では渋滞という弊害を引き起こし、更に地球環境の破壊に加担した。
つまり、一人が自動車に乗る分には便利な道具として使える。

しかし、多くの人が自動車に当たり前のように乗るようになれば……。

その特権も利便性も失われる。
カネの面からも考えれば自動車を独占的に乗っている人物が宅配をやれば。
そう。宅配の依頼は殺到し、大儲けができるのだ。

それがマスターの考え方であった。

どう?

最低でしょ?

マスターは人間が進化できるような発明をしつつ、進化には興味がないのだ。
つまり、世の中の為になるより、カネ儲けを優先させる人物なのだ。
つくづく最低な男だと思う。

と、マスターの悪口はここまでにしておこう。

あまり悪口を言うと逆に頭の中の印象が強くなり、余計に頭にくるから。
そうだね。頭を冷やして容姿なんかを説明しようと思う。
ついでにマスターの容姿も。

私は黒髪のゆるふわショートボブで、背は同年代から考えれば低い方に入る。

マスターが六歳の時、私はマスターの友達として創られた。
だから見た目の年齢は小学生くらいなのだ。
スタイルはいいわけがない。

だって、この見た目で、ボン、キュウ、ボンだったら、怖いでしょ。

色々と。
瞳は藍色で、クリクリとした大きな目だ。肌はモチッとした綿毛のような色白。
唇は、ほんのりピンクで白い肌と対照的に健康的だ。
大体、そんな感じかな。

みんな。O-75である私を分かった?
ついでに極悪非道な蔑むべくDR.松戸の容姿も書いておくね。

ゲス。

以上。

これでいいでしょ?
大体、カネと女が好きなDR.松戸の容姿なんて知りたい人がいると思う?
私の脳内コンピュータで一瞬を使って、採決したらそうなった。
いや、答えが出る前に答えが在った。

ゲス、以上と。

それ以上でもなければ、それ以下でもないわよ。
とにかく、これから、そんな私とDR.松戸の日常を綴っていくね。
応援よろしくです!

「ゲスって……なんでそうなった!」

一の巻、ゲソではない、了。

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【 S学会はウソですw 】

「アナタは神を信じますか?」

突如、俺の前に現われた女が上目遣いで言う。
この俺に神を信じるかだと?

お前はアホか!

俺の人生は神と共にあったと言っても過言ではないのだ!
朝、起きては神に祈り、食事をとる前にも祈りを欠かさない、この俺にだ!
ゴット一筋に生きてきた俺だぞ。

「お前の方こそ、本当に心の底から神の存在を信じているのか?」

「はい。私の心は神さまと共にあります」

「だったら分かるだろう。俺ほど神を信じている人間は、なかなかいないぞ」

「いえ。アナタが信じているのは邪神なのです。ハト真理教では……」

「つうか浅原(あさはら)将校だろ。お前ら方が邪神だよ」

「アナタ、K科学信者ですね?」

*****

……作者「というかどっちも邪神。S学会信者の私が言うんだから間違いない」

S学会はウソですw、了。

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【 アーメン喜多挑戦 】

私は政治家。
しかも日の本という国の中枢に関わる、それなりの政治家だ。
そんな私が今、訪れているのは……。

喜多挑戦(きたちょうせん)という名のアジアの小国だ。

なんだかラーメン屋っぽい名前は気にしないで、そっとしておこうと思う。
忙しい私が喜多挑戦に訪れたのは訳がある。
とても深い訳だ。

喜多挑戦とは、決してラーメン屋ではないぞ。

そんな下らないオチは、いらない。

……と言っても別に喜多挑戦という国の内部を調査するとかではない。
内部調査などは機密情報調査機関に頼めばいい。
私は飽くまで政治家にすぎないのだ。
とても深い訳が……。

「シクシク。はい。私、拉致られました。喜多挑戦のスパイに」

アーメン喜多挑戦、了。

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【 魔神 】

今、俺の前にランプの魔神がいる。
例によって、一つの願いを叶えようと言っているのだ。
もちろん……。

俺の寿命と引き換えに。

俺自身も、よくある話だと思う。
しかし俺の日常に、そんなあり得ない事があるだなんて予想だにしなかった。
なぜなら俺は、ごく普通に学校に通う高校生なのだから。

俺は聞く。
これも、よくある話のよくある質問。

「ランプの魔神よ。一つだけ願いを叶えてくれるんだよね?」

「はい。然様で」

「だったら、これしかないでしょ?」

「なんでございますか?」

「これから先、ずっと俺の願いを叶え続けてくれって願いだよ。ダメかい?」

本当に、ごく普通の人間のごく普通な悪知恵。
しかしランプの魔神の答えが、このごく普通なやり取りとは違った。
彼は少々、くぐもった表情になり。

「それは止めておきませんか。アナタにとって、不利な願いでございますよ?」

と言ったのだ。
俺にとって不利な願いだとは言っているが、叶えないとは言っていない。
つまり、この先、このランプの魔神を従える事ができるのだ。
人生がバラ色になった瞬間だった。

「その願いは止めておいた方がいいですよ」

「なんでだよ。ずっと願いを叶え続けてくれるだろ」

「それは間違いないんですが……」

「だったらいいじゃん!」

「本当にその願いは、止めた方がいいと……」

「うるさい!」

こうして俺はランプの魔神を配下に俺の人生を百二十%、楽しむ事となった。
と思った次の瞬間……俺は天に召され、死んでしまった。
寿命が尽きたのだ。

「でしょ? その願いはアナタの人生すべてと引き替えにでも足りないわけです」

とランプの魔神が遠のく意識の中、つぶやいた。
結局、俺にその言葉は届かなかったが。
浅知恵のおかげで。

魔神、了。

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【 だろうと思ふよ 】

今日は誕生日。明日も誕生日。明後日も。いつも誰の誕生日。SNSは大変だ。

だろうと思ふよ、了。

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四草めぐる

Author:四草めぐる
将来、月に移住したいと思う今日この頃。現実的には一歩、一歩、着実に。基本を大事に。

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